« 野々村仁清(京焼色絵の祖)の色絵雉香炉(国宝)、色絵雌雉香炉(重要文化財)、石川県立美術館蔵、とは(2017.11.16) | トップページ | 兼六園の秋のライトアップ、紅葉のモミジと唐崎松の雪吊りの幻想的な光景、とは(2017.11.22) »

2017年11月20日 (月)

からくり人形からロボットへ、田中久重(からくり儀右衛門とも、東芝創業者)、東芝未来科学館(神奈川県)、とは(2017.11.20)

 平和な江戸時代には、武士も庶民も我々が考える以上に遊び、生活を楽しんでいたという。その中から、「からくり」は、人々の遊び心や好奇心を満たす「玩具」として生まれ、そこには、日本の職人特有の創意、工夫、美しさへのこだわりなどが見られる。

 その技術は、茶運び人形、段返り人形、弓曳き童子、文字書き人形など、東芝創業者で、からくり儀右衛門と呼ばれた、(初代)田中久重(たなかひさしげ、1799~1881,久留米、福岡)の作品にも見られ、東芝未来科学館(神奈川県)では展示と実演もある。

 現在では、「からくり人形」は、搬送ロボット(ドリームキャリー)、ロボット掃除機(クリーナー)のほか、ペットロボット(アイボ、ソニー)、二足歩行ロボット(アシモ、ホンダ)、医療介護ロボット(パートナー、トヨタ)など、人々の家事代行、心の癒し、身体機能の改善、補助などを提供する、「ロボット」に姿を変えて、その伝統が受け継がれている。

Photo

茶運び人形茶酌娘」 江戸時代後期、田中久重(からくり儀右衛門とも)東芝未来科学館( 神奈川県)

 茶酌娘(ちゃしゃくむすめ)は、移動・停止する距離(3mぐらいまで)、運ぶ茶碗の数を自由に調整できる。そして、客の前に来たら止まり、最後の茶碗が戻った段階で再び動きだし、回転して元の位置に戻るというように、一連の動作をする。あたかも人形が自分の意志で動いたり止まったりしているように見える。

Photo_2

茶運び人形、実演、東芝未来科学館(神奈川県)、YouTube(早坂房次): https://youtu.be/9k2f__Ey9_U

  茶運び人形の構造は西洋から伝わった機械時計を応用しています。皿に茶碗を置くと腕が下がり、腕の動きに連動して歯車のストッパーがはずれて、歯車が回転し始めるしくみ。動力源にはクジラのヒゲ(ゼンマイ!)が使われている。

からくり人形からロボットへ江戸の天才技術者、田中久重(からくり儀右衛門とも)、東芝未来科学館(神奈川県)、YouTube(Jawakajk): https://youtu.be/lS9zmqxFm2M

(Link)

〇 東芝未来科学館(ホームページ、神奈川県):http://toshiba-mirai-kagakukan.jp/

〇 ロボット大国・ニッポンのルーツは「からくり人形」 ~江戸東京博物館「夢大からくり展2007」 : https://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/01/09/322.html

〇 からくり師弁吉、大野弁吉(加賀、石川)、平賀源内(讃岐、香川)、からくり儀右衛門(久留米、福岡)の技術にも匹敵、からくり人形ムービー、大野からくり記念館、とは:(2016.1.21): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-2370.html

 

« 野々村仁清(京焼色絵の祖)の色絵雉香炉(国宝)、色絵雌雉香炉(重要文化財)、石川県立美術館蔵、とは(2017.11.16) | トップページ | 兼六園の秋のライトアップ、紅葉のモミジと唐崎松の雪吊りの幻想的な光景、とは(2017.11.22) »

● 伝統工芸(からくり人形からロボットへ、東芝、田中久重、九谷焼、能美の九谷作家)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 野々村仁清(京焼色絵の祖)の色絵雉香炉(国宝)、色絵雌雉香炉(重要文化財)、石川県立美術館蔵、とは(2017.11.16) | トップページ | 兼六園の秋のライトアップ、紅葉のモミジと唐崎松の雪吊りの幻想的な光景、とは(2017.11.22) »

フォト
2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

歴史散歩とサイエンス

無料ブログはココログ