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2017年11月10日 (金)

加賀の千代女(加賀國松任の俳人)、画賛軸、四季折々の風情の俳画、とは(2017.11,10)

 加賀の千代は、江戸中期の女流俳人で、「朝顔や つるべとられて もらひ水」の句で広く知られる。1708年(元禄16年)、加賀国松任(現石川県白山市)の表具師の娘として生まれた。

 彼女が一生涯で詠んだ、約1700の句には、四季折々の風情が、数多く詠み込まれている。中でも「画賛軸」と呼ばれる、俳画作品は、昔から俳句愛好家たちの間で珍重されてきた。

〇 千代女四季の画賛

春の句 花にさへ 出ほしむあしを わかなかな

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春の句は、若菜の絵が添えられた新年の句。県立歴史博物館所蔵品。

夏の句 清水には 裏も表も なかりけり

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夏の句は、写実的な描写の句。片膝をついて座った構図で、71歳の時の千代女が浮世絵師によって描かれている。前書き「真如平等」、仏の教えを詠んだものという。白山市指定文化財。

秋の句 百生や つるひとすじの 心より

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秋の句は、ヒョウタンが描かれた句。永平寺参拝、禅師、「三界唯心」、一念の心に三千の諸法を具すを詠み込む!千代女が最も好きな作品という。県立歴史博物館所蔵品。

冬の句 髪を結ぶ 手の隙あけて こたつかな

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冬の句は、剃髪した時の心情を詠んだとされる句。片膝をついて座った構図で、71歳の時の千代女自身が絵を描いたという。千代尼画自画像「髪を結ふ」の句竪幅、白山市指定文化財。

絵に千代女の句を添えた画賛軸 、千代尼、73歳、辞世の句は、「月も見て 我はこの世を かしく哉(かな)」でした。

(Link)

 千代女の里俳句館: http://haikukan.city.hakusan.ishikawa.jp/index.html

 加賀の千代女(加賀國松任の俳人)にまつわる歴史逸話、朝顔に(朝かほに、
句屏風、俳画)、鬼瓦、蚊帳のなか、朝鮮通信使、とは(2009.7.3):

http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/200973-e172.html

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