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2017年10月30日 (月)

正岡子規、囲碁殿堂入り(日本棋院、2017.10.24)、とは(2017.10. 30)

 日本棋院は、2017年(平成29年)10月24日、第14回囲碁殿堂表彰委員会で、明治の俳人・正岡子規(1867~1902)が、囲碁の発展普及に尽くした功労者として選び、囲碁殿堂入りを決めました。

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正岡子規(1867~1902)

〇 囲碁殿堂入り決定者の経歴と選考理由

正岡子規(まさおか しき)
1867(慶応3)年-1902(明治35)年 伊予国(愛媛県)出身
歌人、俳人。評論、随筆など活躍は多方面に渡り、近代俳句と短歌を確立したことで知られる。子規といえば野球との関連が知られているが、囲碁にも造詣が深く、多くの漢詩、俳句、随筆等に囲碁に関係する作品を残している。その内容が評価されたことに加え、今年生誕150年を迎えて注目されている事もあり、表彰委員の票を集めた。
代表句 碁に負けて忍ぶ恋路や春の雨
          真中に碁盤据ゑたる毛布かな
      淋しげに柿食ふは碁を知らざらん

 野球好きで知られる子規は、2002年(平成14年)に野球殿堂入りしたが、碁好きでもあり、碁にまつわる句を30あまり残している。

  •  下手の碁の四隅かためる日永哉   
  •  碁にまけて厠に行けば月夜かな
  •  短夜は碁盤の足に白みけり
  •  寂しげに柿食うは碁を知らざらん
  •  碁の音や芙蓉の花に灯のうつり
  •  勝ちそうになりて栗剥く暇かな
  •  月さすや碁を打つ人の後ろまで
  •  焼栗のはねかけて行く先手かな
  •  蓮の実の飛ばずに死にし石もあり
  •  昼人なし碁盤に桐の影動く
  •  碁に負けて偲ぶ恋路や春の雨
  •  真中に碁盤据えたる毛布かな

(解説) 子規がどれくらい碁が好きだったかといえば、結核性カリエスという病気と闘いながら句作にとりくむ傍ら、敷きっぱなしの寝床の中に碁盤を持ち込んで、門人と打ったり、詰碁をひとりで解いたりしていたそうです。

 そして、どれもが結核による喀血を繰り返し、やがてはそれが結核性の脊髄カリエスという死の病に冒されてからの作品と思われます。病床に碁盤を持ち込んで石をいじっていたといわれています。

 子規の後援者だった新聞「日本」社長、陸 羯南(くが かつなん、1857~1907、国民主義の政治評論家)は碁敵でもあった。

 囲碁観戦記者で囲碁にまつわる文芸作品にも詳しい秋山賢治さん(71)によると、陸は並みのアマチュアから最大限のハンディをもらっても大負けするレベルだった。「ライバルの子規も推して知るべしでしょうが、これほど碁にまつわる句を残した文人はいない」。

 囲碁殿堂は、日本棋院が2004年に創設。殿堂入りすると、東京・市ヶ谷の同棋院東京本院の施設にレリーフと業績が掲げられる。(朝日新聞:2017.10.26; せとうちタイムズ:2010.12.18)

(Link)

〇 正岡子規-殿堂入りリスト(公益財団法人、野球殿堂博物館、2002): http://www.baseball-museum.or.jp/baseball_hallo/detail/detail_144.html

〇 碁打ち探訪今昔四方山話【14】無類の囲碁好きだった「坂の上の雲」の正岡子規(せとうちタイムズ、庚午一生、2010.12.18): http://0845.boo.jp/times/archives/1488、 

〇 正岡子規が囲碁殿堂入り(第14回囲碁殿堂表彰)(公益財団法人、日本棋院、2017.10.24): http://www.nihonkiin.or.jp/news/release/14.html

〇 道後温泉(伊予、愛媛)と坊ちゃん(松山)にまつわる歴史秘話、神之湯、漱石、子規との交遊、松山城、私の囲碁はじめ、とは(2009.10.22): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/36.html

 

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