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2017年6月 2日 (金)

ボラ待ちやぐら漁、人と魚との根比べ、能登(七尾北湾)、穴水町新崎(鳳珠郡、石川県)、とは(2017.6.2)

 能登(七尾北湾)穴水町新崎(鳳珠郡、石川県)で、2017年(平成29年)5月15日、江戸時代から始まる、伝統漁として知られる、ボラ待ちやぐら漁が始まりました。

 やぐらの上から漁師がボラの群れを見張り、網の中にボラが入ったのを確かめ、網をたぐるという原始的な漁法で、まさに、人と魚との根比べを繰り広げました。

 天文学者パーシバル・ローエル(1855~1916, USA))は、著書「NOTO」の中で、この漁業用のやぐらを、怪鳥ロック(アラビア伝承に登場する怪鳥)の巣のようだと表現しています。

〇 ボラ待ちやぐら漁

2017515

ボラ待ちやぐら漁、やぐらの上でボラの群れが網に近づくのを見張る漁師ら、能登(七尾北湾)、穴水町新崎(鳳珠郡、石川県)、2017.5.15

 2017年(平成29年)5月15日、午前6時ごろ、高さ約10mのやぐらに漁師が上がり、真下に設置した間口25mの網へボラの群れがやってくるのを待ち構えました。3時間にわたって目を凝らしたが、現れたのは最大で8匹。網を引き揚げることなく、初日の漁は振るいませんでした。

ボラ待ちやぐら漁、能登(七尾北湾)、穴水町新崎(鳳珠郡、石川県)、YouTbe(hotishikawa): https://www.youtube.com/watch?v=aTLVthc_aqc

〇 ボラ

Photo_2
ボラ待ちやぐら大魚、能登(七尾北湾)、穴水町新崎(鳳珠郡、石川県)、(Google画像)、幸寿しブログ(素晴らしい能登、穴水町新崎のボラ待ちヤグラ大魚、2015.6.3):http://www.kouzushi.com/blog/2015/06/post-1726.html

 ボラ(鯔、ボラ科)は、体は細長く、頭部は平たく、鱗は大きく硬い。生息域は、沿岸の浅場、河川汽水域、淡水域です。

 出世魚で、成長により、イナセ(2~3㎝)、ハク、スバシリ、オボロ、イナ、ボラ(30から40cm)、トドなど、名前が変わります。最後にトドとなることから、とどのつまり(つまるところ、結局、ついに)の言葉の由来になっています。

 やぐら漁は一度途絶えたものの、新崎・志ヶ浦地区里海里山推進協議会が復活させました。 岩田正樹会長(68)は「元々効率の悪い漁法で毎日取れるもんじゃないが、これからもずっと守っていきたい」と話していました。漁は7月末までほぼ毎日行われます。

(Link)

〇 ボラ(ボラ科、魚類、市場魚介類図鑑):
http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%9C%E3%83%A9 

(参考文献)

〇 北陸中日新聞: ボラ待ちやぐら漁始まる、穴水伝統漁ずっと守る、2017年(平成29年)5月16日(火) 

パーシヴァル・ローウェル著: NOTO -能登・人に知られぬ日本の辺境-  、AN EXPLORED CORNER OF JAPAN 、十月社 1991年 (平成3年)

〇 北陸中日新聞(武藤周吉):ボラ待ちやぐら一新、穴水「能登のシンボル」PR,2017年(平成29年)8月10日(木)

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                    新しく建て替えられた観光用のボラ待ちやぐら、穴水町中居で、2017.8.9.

(解説) 穴水町中居ポケットパーク前に立つボラ待ちやぐらが8月9日、新しく建て替えられた。町は多くの観光客に立ち寄ってほしいとPRしている。 

 新しいボラ待ちやぐらは総工費420万円。高さ12m、幅7~9,6mで、アテの丸太を20本以上組み合わせて造られている。以前のやぐらは1996年に建てられたもので、老朽化による損傷が目立っていた。

 中居湾のやぐらは観光用のため実際の漁を見ることはできないが、能登半島の昔の暮らしを知ることができる。町の担当者は「能登の里山里海のシンボル。ドライブのついでに見に来てほしい」と話している。

 

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