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2017年3月13日 (月)

お水取り(3月12日)、特大の籠松明、東大寺二月堂修二会(奈良)、とは(2017.3.13)

 東大寺二月堂修二会(奈良)のお水取りは、3月(もとは陰暦2月)12日深夜(13日の午前2時半頃)に行われました。この日だけは、午後7時半頃、特大の11本の籠松明(長さ約8メートル、重さ60~70キロ)が使われました。

〇 お水取り

籠松明(かごたいまつ)、これは、3月1日に本行入りした練行衆(僧侶)を二月堂に導くために、童子が担ぎ、毎夜上がる「お松明」のうち最大で、火の粉が降り注ぐと、集まった約2万1000人の参拝者からどよめきが起こりました。 YouTube(SankeiNews、産経新聞): https://youtu.be/RQvRm6AHkyI2017.3.12

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修二会の絵巻草創説話と二月堂にまつわる説話、亮順りょうじゅん)という画工(がこう)詞書ことばがき)後奈良天皇をはじめとする四人の貴顕きけん)寄合、室町時代、1545年(天文14年)、東大寺、奈良、奈良国立博物館蔵、google画像)  

 お水取り、東大寺二月堂縁起絵巻、上巻、 修二会(しゅにえ)の創始から二月堂観音の利益(りやく)までの説話を表した絵巻。 奈良国立博物館蔵(奈良市登大路町)

 下方の絵は、本尊の十一面観音に供える香水(こうずい)が湧き出た場面です。画面下の岩から白黒2羽の鵜(う)が飛び出し、そこから香水が湧き出しました。現在の閼伽井屋
(あかいや)はその場所で、この香水を汲むことから修二会は「お水取り」とも呼ばれています。

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閼伽井屋、霊水の湧く「若狭井」の覆屋で、閼伽井屋の屋根の四隅には、故事に登場する「白と黒の二羽の鵜」に倣い、鵜の形をした瓦が配してあります。また、その右上に、興成神社が鎮座しています。鵜を祀ったのが、この興成神社と言われています。さらに右上東大寺二月堂があります。(Google画像:ttp://blog.goo.ne.jp/fineblue7966/e/2951df211a184186ec631b9249026845

お水取り、 東大寺二月堂下、閼伽井屋(若狭井)からお香水を汲み上げる! YouTube(朝日新聞社)https://youtu.be/KfShxCxxTg8、2016.3.12夜

 この儀式では、呪師(じゅし、役僧)、練行衆(れんぎょうしゅう、僧侶)が、二月堂前にある若狭井(わかさい)の水を汲み、加持し、お香水(こうずい)として、ご本尊の十一面観音菩薩(ぼさつ)に供えました。この水は、二月堂との間を3往復して運ばれ、また、参詣者にも分けられ、これを頂くと無病息災の霊験があると信じられています。

 なお、閼伽井屋の中には、練行衆の中でも咒師(しゅし)と呼ばれる役職者と、汲み上げの補助をする堂童子、庄駈士(しょうのくし)だけしか入れません。 また、そこには明かりがなく真っ暗な状態であり、水汲みが手探りで行われるのもいっそう神秘さを増しています。 

〇 修二会

  奈良市の東大寺二月堂で3月1日、「お水取り」の名で知られる伝統の仏教修行「修二会(しゅにえ)」の本行が始まりました。

修二会、東大寺二月堂、火の粉を散らし燃え上がるたいまつの炎! YouTube(KYODO NEWS、共同通信社)、 https://youtu.be/ruAKnIvFN60、2017.3.1.夜 

 奈良市の東大寺二月堂で3月1日、「お水取り」の名で知られる仏教修行「修二会(しゅにえ)」の本行が始まりました。「錬行衆(れんぎょうしゅう)」と呼ばれる僧侶を導くたいまつが登場しました。たいまつが二月堂の舞台をめぐり、お堂から火の粉が降り注ぎ、参拝客が歓声をあげました。この火の粉を体に浴びると、無病息災になるという。    

 大仏開眼の752年から途切れることなく続き、1266回目。11人の練行衆が板に体を打ち付ける「五体投地」など1日6回の修行を、15日未明の満行まで続けます。「修二会」は人々がおかした罪を悔い、世界平和や生きとし生けるものの幸せを祈る法会です。

 毎晩7時(12日は7時半、14日は6時半)から堂に上がります。午後7時、世話役の「童子」が担ぐ長さ約6m、重さ約40㎏のたいまつを頼りに練行衆が二月堂に入りました。地元では「お水取りが終わるまでは暖かくならない」と言われ、古都奈良に春の訪れを告げる風物詩となっています。

 奈良地方では、お水取りがすめば春がくる、と語り継がれ、古都に春の訪れを告げる風物詩になっています。   また、寒さ暑さもお水取とも、この日からは、日一日と暖かくなるという。

  私は、1968年(昭和43年)3月12日、お水取りを見るため、京都大学、銀閣寺近くの下宿先から奈良まで電車で行き、東大寺二月堂にお参りしたことがあります。  が、お水取りの本番の行事が夜遅くなりそうなので、途中で引き上げたことを覚えています。

(Link)

 〇 お水取り(3月12日)、東大寺修二会行事(3月1日~15日)、古都、奈良に春の訪れを告げる風物詩、とは(2016.3.16): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/2016315-3450.html

 〇 春、弥生(やよい、3月、旧暦2月)、東大寺修二会(本行、3月1日~満行、14日、おたいまつ)、お水送り(3月2日、若狭神宮寺)とお水取り(3月12日、奈良東大寺)、とは(2011.3.1): http://kanazawa-sakurada.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-e90f-1.html

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